日本人女性におけるパイナップル摂取がもたらす腸内環境及び肌質改善効果

世界中で食されている最もポピュラーな果物の一つであるパイナップルには、様々な栄養素が含まれており、様々な健康効果が報告されている。パイナップルの健康効果に関する研究は、そのほとんどが欧米人を対象に行われているため、欧米人とは腸内フローラや肌質が異なる日本人への影響は明らかになっていません。そこで、日本人におけるパイナップル摂取の健康効果を探るため、無作為化、無処置対照、並行群間臨床試験を実施しました。便秘がちな日本人女性に1日100gのパイナップルを4週間摂取してもらい、摂取前後の腸内フローラ、排便状況、皮膚問診、血液成分を測定した。その結果、パイナップル摂取群では、腸内フローラ、排便状態、皮膚の状態を変化させる効果が認められました。これらの結果から、パイナップルの摂取と腸内環境、肌の状態のそれぞれの相互作用を調べる次の研究が期待されます。