ココア摂取が食餌性肥満ラットの体重および体脂肪減少に及ぼす影響

結果
4週間の実験食投与後の体重及び体脂肪%は、HC群において、C群と比べて有意な減少が見られた。血漿TG濃度は、C群と比べてココア摂取群で有意な減少が見られた。血中インスリン濃度も、ココア摂取群で有意ではないが減少傾向が見られた。糞重量では、HC群で有意な増加が見られた。糞中に排泄された粗脂肪量も、LC群、HC群ともに有意な増加が見られた。以上の結果から、ココアを含む低エネルギー食摂取は肥満ラットの体重および体脂肪%を有意に減少させるということが分かった。この理由としてはココアに脂肪吸収阻害効果があるためと考えられた。