司法試験合格へと導いた、たった一つの「記憶法」とは?

「まず何かを覚えたら、次の日にまだ記憶しているかどうかを確認し、忘れていたら覚え直す。ひたすらこれを繰り返す」

 その「徹底度」によって正否が分かれる。

 ここでポイントとなるのは、「毎回、自分に問題を出して記憶しているかどうかを厳しくチェックする」ということだ。

 

最後にルーティンを壊す。これは脳に悪影響を及ぼすような悪い習慣に縛られている人にとっては、特に重要だ。毎日の習慣やルーティンを変えれば、より健康的で長生きできる可能性が高まる。「私が実践するモーニングルーティン―脳を活性化させ、毎日を成功に導くために」もまた、人気のあるエピソードだ。

 

1)分解すると、脳は動き出す

「掃除をしなくちゃいけないけど、なんかやる気が出ない.....」そんなときに、ほんの一部分だけ….例えば机の上だけ片づけようとスタートすると、なんだか調子が出てきて、結局、部屋全体を掃除できたというような経験はありませんか?

しかし、この62文字の条文を丸暗記”する必要はなく、理解してキーワードだけ覚えれば良いのです。この条文の場合は、「非常用昇降機31m以上」という11文字だけ覚えれば良いのです。このように、“分解して覚えるべき部分だけを抽出”することで、脳の負荷を減らしてやるのです。

 

一番簡単で確実な集中する方法は、“目を向けることです。部下の報告を聞くときは、部下の目を見る。鍵を置くときに、スマホから目をはずして鍵を置く瞬間を見届ける。たったこれだけのことで、忘れる頻度が激減したという人が続出しています。

 

長期にしっかり記憶しようというときは、言葉ではなくイメージ(視覚情報)で覚えることがコツなのです。

 

apple、リンゴ。apple、リンゴ」と繰り返すのは、記銘を繰り返しているのです。そうではなく、記銘した後に適度な時間を空けて「appleって何だったっけ?あ、リンゴだ!」と想起=思い出すと、トータルで掛ける時間を少なく効率的に覚えることができるのです。

この、想起のタイミングは、忘れ切る前、ちょっと忘れかけというところがベストです。

 

毎日1時間ほど記憶のための時間を取り、順番に単語帳によるチェックをしていくのが一番である。

司法試験の勉強中は、勉強場所までの電車移動時間の90分ほどを記憶のための時間にしていた。司法試験ですら90分で足りたので、どんな勉強でも毎日1時間ほど時間を確保すれば十分だろう。試験内容や記憶すべき知識情報の量に応じて時間は調整してほしい。