ジョフ・ベゾスとアダム・グラントが考える「本当に頭が良い人」

能力が低い人ほど、自分のことを実際よりも賢く、スキルが高いと考える傾向のことを言います。

そして、あまり言及されることはありませんが、この効果の裏返しとして、能力が高い人ほど自分の優秀さを過小評価する傾向がある、というものがあります。

 

能力の高い人は、自分の能力を過小評価する傾向があり、同時に、自分にとって簡単な仕事はほかの人にとっても同じように簡単だと思い込んでいます。また、頭が良い人ほど、自分は物事をあまり知らないと考えています。自分が知らないことがたくさんあることを知っているからです。

 

本当に頭が良い人が自分を疑い続けるのは、インポスター症候群だからではありません。彼らが疑うことをやめないのは、人は誰もが部分的に盲目であることを知っているからであり、少しでも見えるようになりたいと切に願っているからです。

彼らは、自分がどれだけ知っているかに満悦するのではなく、自分がどれほど知らないかに驚嘆するのです。

彼らは、答えにたどり着くたびに新たな疑問が生まれることを、知識の探求に終わりはないことをわかっています。

生涯学び続ける人は、出会ったすべての人から何かを学べることを知っているのです。