「個人投資家が勝てない本当の理由」井上義教

念のために言いますけど、私は、ファンダメンタルズを完全に否定しているわけではありません。
最終的に相場はファンダメンタルズに収束するんですが、ファンダメンタルズが相場に織り込まれるまでの時間と私達のトレードタームは一致しないことが圧倒的に多く、ファンダメンタルズでトレードすることはできないと割り切った方がトレードの収益率は高い、と考えています。


マーケットの先行きは、チャート以外に教えてくれるものはありません。テレビの経済番組に出演しているパネリストの予想は、そのほとんどがファンダメンタルズに基づくもので、しかも予想内容はバラバラです。これって、ファンダメンタルズでは、結局のところ、相場の予想が難しいことの現れなんじゃないかと思うんです。


早寝早起きはとてもオススメです。私は22時に寝て朝4時に起きる生活を続けています。夜遅くまで集中力のない状態でトレードを続けるより、早く起きてニューヨークタイムの最後の方に取引したほうがよいと思います。


ポジションメイクは成行注文に限ると思います。


「相場の行く末」はコントロールできないので、自分にとってコントロールできること、つまりポジションやロット、損切り利食いをしっかりコントロールすることに集中すべきだと思います。


相場が動きかけの時、もしくは動くかもしれない、という時に成り行き注文で相場に入る(ポジションを取る)のが大事ということです。指値注文でポジションメイクをしてはいけないと考えています。