株式投資で12年で4億1千万円の資産を築いた私の手法の全て

スランプに陥る時の状況は、人によって様々です。しかし、その条件は理解しておくべきです。私の場合、次のような時にスランプに陥ると自己分析しています。

1. 100~200万円の大きな損を出す
2. 相場が自分に合わないと感じ、それが1週間ぐらい続く
(例)利益が乗って持ち越しを狙った次の日に、日経平均が大幅安で損失になってしまうなど


損切りすることで気分的にすっきりします。損切りをすると、周りが見えるようになって逆に収益機会に目が向くようになります。損失を抱えたままだと、その銘柄の値動きが自分が都合のいいようになることを祈ってばかりで、他の収益機会に気付かなくなってしまいます。


高値圏で買った株が急落したとしても、適切に損切りができていれば、いつでもまた稼げるチャンスはあります。追証で背中を押されて損切りするぐらいなら、自分で損切りをしましょう。


私は、今でも自分の許容範囲内で損失を抱えて込んでしまうこともあるのですが、最終的には腹立たしくなってきて全部返済します。


損切りは嫌なものですが、相場で稼いでいくためには絶対に必要な行為です。損切りできない人で勝ち続けている人は記憶にありません。


追証が発生している人のブログを見ると、1,000万円の資金で信用取引の2階建てをして3,000万以上のポジションを持っていたりします。私は、資金量1,000万円ぐらいの時でもレバレッジをかけることはせずに、最大で1,000万円ぐらいまでしかポジションは持ちませんでした。


ポジションサイズは、自分のトレードスキルの器と関係しています。自分の器以上の株数を保有すると、メンタルに悪影響を及ぼしていい結果になりません。無理に多くの株数を買わなくても、自分の経験と資金量に合わせていれば、自然とレベルアップしてきます。


投資で一番大切なものは「優位性の高い手法」を繰り返すことだと思っています。「優位性の高い手法」とは、言い換えると「確率的に勝つ可能性が高い局面を狙うこと」です。「確率的に勝つ可能性が高い局面」をいくつか覚えて、あとは繰り返し練習することです。