ベンツ・アウディ・BMWのような高級車を所有している人は「嫌なやつ」という研究結果

反社会的な人格特性とは逆のグループも高級車を好むことを発見しました。それは「誠実性が高い男女」です。この結果についてLönnqvist氏は「これはおそらく、高級車に結び付けられた身分の高さと関係しています。車種にはそれに応じたイメージがあり、信頼性の高い車を運転することで、彼ら自身もまた信頼できる人柄であるというメッセージを発信しているというわけです」と述べて、高級車に乗っているからといって嫌な性格とは限らないことを指摘しました。


結果について研究チームは「嫌な性格だとされる性格特性の人は、ハイステータスな車に引きつけられているようでした。こうした人々は、しばしば自分自身を優秀だと思い込み、それを誇示することに執着するタイプの人々なので、高性能な車に乗りたいという欲求もこれで説明できます。高級車に乗る人はそうでない人より頻繁に交通規制を破るというのも、同じ理由でしょう」とコメントしています。


参加者らが乗っていた30種の自動車のブランドを自動車の専門家13人に格付けしてもらったところ、「アウディBMWジャガー・レクサス・メルセデスベンツ」の5つが高級車として分類されました。そこで、こうした高級車に乗っている傾向と、人格の関係を分析した結果、「嫌な性格の人ほど高級な車に乗っている」ことが判明したとのことで、この結果は特に「協調性に欠ける男性」に顕著だったそうです。


嫌なやつがベンツに乗るのか、ベンツに乗ると嫌なやつになるのか、どちらでしょうか