米国内科医の安川孝介氏が、株式会社絵花代表でスピーチライター・トレーナーの千葉香さんをゲストに迎え、話し方について対談する内容です。以下、要点をまとめます。
動画の概要
- 安川氏のチャンネルに、話し方のプロである千葉香さんがゲスト出演。
- 千葉さんは、AIで話し方を数値化し、理想の話し方に向けてトレーニングを行うサービスを提供。経営者、管理職、人事、営業職など5000人以上にサービスを提供。
- 千葉さんは「話し方の戦略」という本も執筆。
話し方の悩み
- 受講者の多くは「話すことが苦手」と感じている。
- 話が長くなってしまう、言いたいことがまとまらない、周りからフィードバックがもらえないといった悩みを抱えている人が多い。
- 日本では話し方を体系的に学ぶ機会が少ない。
話し方の3原則
- 話す目的を明確にする: 何を達成したいかを意識して話すことで、話がまとまりやすくなる。
- 対象者を選定する: 相手の知識レベルや属性を考慮して話す。専門用語を使う場合は解説を加える。相手が話に興味があるかどうかも考慮し、伝え方を工夫する。
- 話すという特性を知る: 話は一度流れると消えてしまうため、一回で伝わるように話す必要がある。そのためには、一文を短くして話すことが重要。
その他のポイント
- ファクトとストーリーを組み合わせる: 事実と個人的な体験や感情を組み合わせて話すことで、より効果的にメッセージが伝わる。スタンフォード大学の研究では、ストーリーを含めると記憶に22倍残りやすいと報告されている。
- 音声情報も重要: 話すスピードや声の高さ(抑揚)も意識することで、聞きやすさが変わる。重要なワードをゆっくり話すなどの工夫が有効。
- 客観的に自分を見る: 自身の話し方を録画・録音して客観的に分析することで、トレーニングの効果が高まる。
千葉さんのミッション
- 「全ての人生にスポットライトを」というミッションは、話し方を変えることで人生が変わる人を多く見てきた経験に基づいている。
- 千葉さん自身も話し方が苦手だったが、スピーチ競技を通して自信を持って話せるようになり、人生が変わった。
- 話すというツールを広めることで、多くの人を幸せにしたいと考えている。
安川氏の感想
- 内容だけでなく、音声情報(話すスピード、声の高さなど)も重要であることを学んだ。
- ファクトだけでなく、ストーリーで対抗することの重要性を認識した。
- 話し方を系統的に学びたいと思っていたため、今回の対談は非常に有益だった。