「ファスナー合流」混雑解消に成果 一宮ジャンクション

中日本高速道路名古屋支社は、名神高速道路と東海北陸道が合流する一宮ジャンクション(JCT、愛知県一宮市)で、「ファスナー合流」と呼ばれる新たな方式を実施している。合流地点のラバーポール(くい)区間を延長させて1台ずつ合流させるもので、2カ月間で3割の混雑解消につながったという。

ファスナー合流導入前の一宮JCTは、両道の合流地点で100メートルにわたりラバーポールを設置し、合流地点は350メートルあった。そこで複数の車が名神側に入り込み、渋滞の発生ポイントになっていた。このため、2019年11月29日から、ラバーポール区間を360メートルに延ばし合流地点を210メートルと短縮。1台ずつ交互にファスナーのように合流することから「ファスナー合流」と名付けられた。

12月1日からの2カ月間について、渋滞時の単位通過時間から渋滞がない時の通過時間を引いたものに通過台数を掛けた「渋滞損失時間」で調べた。前年同期と比較したところ、交通量は同じなのに、渋滞損失時間は導入前の5万100台・時から3万6200台・時へと約3割減少。同社は15%程度の減少を見込んでいたが、倍の効果を上げたという。

予想を上回る効果を受けて同社は、渋滞が生じているインターチェンジ(IC)やサービスエリア(SA)の本線合流地点でも導入する考えだ。【黒尾透】